分量の計算や、混ぜる作業よりも
材料を揃えることが大変でした。
無水エタノール
精製水はドラッグストアで簡単に手に入ります。
硝酸アンモニウム
塩化カリウムは一般では求めにくいです。
樟脳も純粋な硝酸成分の防虫剤は
なかなか販売していなかったです。
色々と探した結果
硝酸アンモニウム・塩化カリウムともに
理科実験の強い味方。
「実験くん」で購入することができました。
樟脳はドラッグストアとホームセンター4軒回ってやっとありました。
湯煎で完全に溶かした後、瓶に入れて蓋をします。
温度が下がってくるとまず、雪の様な細かい結晶が出来はじめました。
結晶はだんだんと繋がって大きくなってまるで雲の様です。
この後、結晶が解けたり壊れたりして小さな雪の堆積の様になりました。
瓶の種類や液の状態によるのでしょうが、早いものは2日ほどで空模様に連動する様になりました。
おそくても2週間ほどで完全に状態が落ち着くいて、なんらかの要因に反応するようになります(空模様に連動するかは未知数)
天気管を自作してからひと月以上観察を続けました。(2021.12.28作成)
観察によるとストームグラスが雪の前に作る結晶が似ていることがわかりました。
雪以外についてはまだわかりません。
今後温かい気候になって、どう変化していくのか興味津々です。
ストームグラスの観察結果は科学室データ集から確認できます。
旧ブログストームグラスまとめにも詳しいです。
ストームグラス用の瓶を用意するにあたって
木の蓋(パッキン
金属の蓋(パッキン
ネジ式金属の蓋
と、実験的に用意しました。
初めは木の蓋だけが天気と結晶が連動していましたが、3週間くらいでネジ式の蓋も連動し始めました。
作ってすぐに、天候に連動した状態変化をみたいならば、木製の蓋が良い様です。
金属(パッキン)は瓶に対して液が少なく安定しなかったのですが、後にネジが安定したことを考えると、瓶に対しての液体の量は重要な様です。
一年たった天気管の様子です。
木製のものはアルコールの揮発が防げないのか、結晶が大きく成長し、天気管機能を失ってなってしまいました。
アルコールや精製水の量を調節した後、湯煎で結晶を溶かしてみたのですが、安定しませんでした。
比べてネジ式の蓋のものは、今冬も安定して雪予報を当てていました。
自作天気管を作成するときはガラスにネジ式の蓋がおすすめです。 2023.2.28(追記)
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