鉱物の硬さは「モース硬度」で表されます。
鉄(軟鉄)のモース硬度が4・鋼(鋼鉄・ナイフ)が6~6.5です。
これから割ろうとしている水晶ジオード、水晶・瑪瑙・玉髄と色々呼ばれますがみな鉱物としては石英(珪酸鉱物)です。チャートや泥岩などもと同じ珪酸鉱物なので同じ様な硬さです。
これより上にはトパーズ・8個コランダム(サファイア)9・ダイヤモンド10しかありません。
トパーズも珪酸塩鉱物なので、どれだけ硬いかがわかるかと思います。
モース硬度計とは、モース硬度の指標となっている鉱石を使用し、引っ掻き傷がつくかどうかで硬度を調べる道具です。
参考
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このジオードの様に中の空洞が大きいものは、ガラスが割れやすい様に表面が硬くとも「パリン」という感じで簡単に割れましたが、残念ながらこのタイプは10分の2。
後はタガネの刃を全部で3本潰しての作業になりました。
この水晶は金平糖の様な形をしています。
結晶の形からでき方が推測され、中に水が溜まっていてその中を漂いながら結晶していった様に思われます。
美しいピンク色の瑪瑙です。
定義としては石英・玉髄に縞模様のでているものを「瑪瑙」と呼びます。
中央に空洞がありますが、これだけの厚さがあるとちっとも割れません。
「叩き壊す」つもりでハンマーで叩くと。硬い分衝撃で割れやすいのですが、中の結晶を大切に観察したいと思うと、パカっと綺麗にいきたいです。
周辺に溝を刻み、最後に強めに叩くのですが、「溝を刻む」作業がまず進みません。
紫水晶です。ものすっごい硬いなんだろう長石かな?の中の小さい空洞で2つ育っていました。後は小さく細かい石英粒でした。写真では並べて撮影していますが、片方は割れた時の衝撃で母岩から外れてしまいました。この他にややスモーキー(煙)がかった色が出たものが1つありました。
色付きのものが出るとやはり嬉しいです。
最強の硬さを誇ったのが金属光沢をもち黒い外側と中央には長石が詰まったこの瑪瑙です。
鉱物好きとしては鉱物の違いや固まった温度順番などを考えさせられるこういう石は、綺麗に育った水晶よりもわくわくしてしまいます。
今回割った10個のジオードの内訳は水晶クラスター4(金平糖/両剣2・通常2)紫水晶1・煙水晶1・瑪瑙晶洞(小さな水晶または石英結晶付き)3・長石等の詰まった瑪瑙1でした。
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