今年は庭の雪解けがなかなか進まず。雪の下では陽に当たれないままに黄色く球根が芽吹いているだろうなぁ。
と予測しなが迎えた春でした。
雪解けがある程度進んでくる物理的にスコップで雪を避けるのですがその時に伸びた芽を切ってしまわないようにするのに技がいります。
残りの積雪量が10センチくらいになると危ないのですが今年はなんだか様子がおかしい・・・。
まずは写真をご覧ください。
気がついたのは薔薇の枝です。雪囲いを外してみたところ内側の皮がなんだか剥けています。
中心に支柱はなく風で擦れたりする様なこともなかったはず・・・
「虫?」写真では地面が出ていますが、薔薇の異変に気がついた時はまだ積雪が10センチほどあり、地面が出ておらずまだ他の異変には気がついていませんでした。
その後2日ほどして雪の量が減ってきて、球根植物類の芽がまったく見えないことを不審に思い始めました。
しかし、3月が寒かったこともあり、例年より成長が遅いのかも?と完全な雪解けをまってみたのですが・・・
雪が無くなったところで目にしたのはまさに「なにもない」花壇でした。
同日、別の場所の水仙は元気に枯葉を貫きつつ芽吹いていたので、芽がでていないわけではないのです。
さてここで、何が起きたのかわかった方はいるでしょうか?
急に話が飛びますが、隣の写真は2019年の3月です。この年も春に球根なくなり事件が起きました。
この年はうちの庭の雪解けが早く、周辺の草地や野原にはまだまだ深く雪が残っていた年でした。
この時の犯人は「キタキツネ」これを教訓に春先の球根花壇は一段高く、狐が掘れない様に作り直したのがいまの花壇なのです。
この時も変わり種チューリップがたくさんと百合2種がやられました。
この時の鱗片から生き延びたカサブランカが、球根花壇で、やっと同じくらいに大きくなったところだったのです。(もう一種の百合と、変種チューリップはほぼ絶滅、野良チューリップが何株か生き残っていたくらいでした)
とりあえず、手前側の土の下にはな球根が見当たらないことを確認だけして、3日ほどして、全体の雪が溶けてきたころ、球根花壇エリアだけではなく、隣の花壇にも異変があることに気がつきました。
と、同時に犯人がわかりました。下の写真がヒントです。
見覚えのある塊はハムスターさんの冬の寝床。
見覚えのある黒い粒々はハムスターさんの糞。
ハムスターを逃した覚えはないので、犯人はネズミさんでしょう。
昨秋は少し球根を買い足していたのに・・・
カサブランカも影も形もない・・・
雪解け範囲は広がり、枯葉を片付ければ片付けるほど、至る所で球根の残骸が発見できます。
雪の下で楽しく暮らしていた様です。
さて、今後はどうしようかなー。
キタキツネ事件の後、スズランに上を覆わせたチューリップ部分は無事でした。
水仙と彼岸花も食べられてはいなかったけれど、チューリップと百合の他にチオノドクサ、ムスカリ、クロッカス、クロコスミア、ヒヤシンスは食害され、土をかき回された結果。アネモネ、クリスマスロース、スミレも見当たらず、株の大きかった翁草だけがかろうじて生きていました。(あと齧られた薔薇と)
水仙は食べられずに残っていたので、別の場所に植えてある彼岸花を移植して、ネリネでも足そうかな・・・
ちょっと絶望したよ?
とりあえず全部掘り返して生きていた球根を植え直してみました。
春にはたまに事件が起こります。
球根でネズミさんが冬を過ごしたと思えばそれはそれで良くもないけど良いのですが、雪解けてわくわくして待っていた芽吹きがないのはやっぱり寂しいのです。
しょぼんなままお買い物に行ったのですがその時、北に帰る前に寄る白鳥さんが来ているのを発見しました。
雪解けのタイミングが悪いと寄らずに行ってしまう上、今年はもう4月なのでもう来ないかなと思っていたので、ネズミさんのことも広い心で良いことにしました(笑)とりあえず病に気をつけます。
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