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4月の庭で咲く花

4月の庭を花でいっぱいにしたければヘレボルス(クリスマスロース)でしょうか?

球根植物はかわいらしい印象なのですが、大株のヘレボルスは、待ちに待った春!!!という感じがします。

というか、大株になるとほんとにたくさん咲きます。

苺同様、野良クリスマスロースです(笑

ヘレボルス・ニゲル写真
2024.4.3 Helleborus niger

春、雪の下ですでに咲いて、寒さで花びらが傷ついていたりもするのがヘレボルス・ニゲル

そこからその他の原種系が次々に咲き始めます。

ニゲルを筆頭に、原種系でアイボリー。黒、と植えています。

ガーデンハイブリッドで面白い花ができないかな?との思惑があるのですが、最近やっと種から育ったものが花をつけるようになり、まずは種が花まで育つのが確認できたのでこれからでしょうか。

発芽にも2年かかるので(落ちてその年ではなくさらに一冬超えて発芽)気の長い話です。『発見』できたら楽しいので、恣意的に受粉してみたりは今のところする予定はありません。


ヘレボルス・フォエチダス写真
2024.4.3 Helleborus foetidus

←ヘレボルス・フォエチダス

緑で花も小さく地味なのですが、ナチュラルな姿が好きです。

 

その頃の水仙→

この球根植物チームの「突き破り系」の姿はとてもとても逞しいと毎年思います。

 

水仙(葉)写真
2024.4.3 Narcissus


雪が溶けると次に咲くのはプシュキニアなのですが、今年はねずみ事件などの影響や、雪解けの順番などもあってスノードロップが二番手でした。この頃になると、その他のヘレボルスの花芽も立ち上がって来ています。背後でカルーナが芽吹いて来ていますね。

2024.4.10 Galanthus
2024.4.10 Galanthus
2024.4.10 Helleborus
2024.4.10 Helleborus


チオノドクサ写真
2023.4.16 Chionodoxa
プシュキニア写真
2024.4.16 Puschkinia scilloides

チオノドクサとプシュキニア、普段ならば他にもクロッカスやムスカリなども顔を出すのですがネズミが・・・(以下略)

 



ヒヤシンス写真
2024.4.19 Hyacinthus orientalis

球根花壇に植えていたヒヤシンスは全滅だったのですが、ヘレボルスに紛れていた方が咲いています(すべて移植したはずが分球していた)2週間経って黄水仙も開花しました。

黄水仙写真
2024.4.19 N. pseudonarcissus


4月も後半。キバナイチゲが開き始めました。キバナカタクリは蕾ですが、4月中に開花するでしょう。そういえば、桜の開花宣言が出てますが、家の桜はまだの様です。

キバナイチゲ写真
2024.4.24 Anemonoides ranunculoides
キバナカタクリ写真
2024.4.24 E..tuolumnense


西洋翁草写真
2024.4.29 pulsatilla vulgaris
チューリップ写真
2024.4.29 tulipa

滑り込みで開花したのが翁草とチューリップ。このチューリップは裏のおじいちゃんかたもらった昔ながらのものです。背が高いので、球根花壇には移しておらず、狐からもネズミからも生き残ったツワモノです。通称おじいちゃんのチューリップ



上の方でまだと書きましたがその後開花しました。

南にあるサクランボ(佐藤錦)です。西の鉢植えのソメイヨシノがまだの様です。芝桜も街路で見かけるとけっこう満開だったりするのですが、うちではやっと開花しました。

佐藤錦写真
2024.4.27 cerasus avium (L.) Moench
芝桜写真
2024.4.29 Phlox subulata

2024.4.29 narcissus
2024.4.29 narcissus

この白花水仙は解体したお家の基礎にあたる場所で芽吹いていた水仙を救出したものです。お庭は跡形もなく片付けられてしまった後でしたが、球根が残っていた様で、ねじれて変形した状態でも芽吹く姿に、つい、堀り起こして救出しました。

 

2、3年ほどは黄色い花をつけていたのですが、その後白花に落ち着きました。水仙は環境が厳しいほど、色が濃く咲く様な気がしているので、救出後栄養がよくなって白くなったのかもしれません。

品種名は不明です(ラッパスイセン)

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